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DEATH NOTE 7〜12

2006.07.17 Monday 01:07 by abetomoまんがcomments(3)|-

結末はだいたい予想通り。あれだけのことをしたんだから、最後はああなるしかないだろう。というか、正義のための殺人なんていう大義名分は到底認められないから、ああしてくれなきゃ困る。ということで、ある程度は納得。ただ、本当に面白かったのは7巻まで(いわゆる第一部?)で、それ以降はなんだか急に興味が薄れてしまった。結末を知りたいがために読み続けたって感じ。たぶん、登場人物が増えて話が複雑になりすぎたのと、ニアやメロが今ひとつキャラ立ちしていなくて魅力的に思えなかったのとが原因か。あくまで私にとっては、だけど。やっぱりLの存在は際立っていた。

それにしても、無事(?)記憶を取り戻したときのライトはえらく悪い顔をしていたなあ。その後もどんどん悪人顔になっていって、最後は目を覆いたくなるような有様だった。最初の頃、犯罪者のいない世界を創る、とか純粋に言っていたときはまだ普通の高校生だったのに、それから比べると明らかに悪人顔になっている。家族も不幸にしちゃったし、デスノートを使う者は、自分でも気がつかないうちに心身を蝕まれるのかもしれない。

ところで、記憶を失っている間は純粋にキラを捕まえたいと思って捜査していたのだから、再び自分がキラだったと思い出したときに、両方の記憶の間で何か葛藤があるのではないか?と想像していたんだけど、そういう心理描写は一切なく、ひたすらキラを神とする世界を創るために走り続る展開だったのが物足りなかった。少年誌なので、人間的な葛藤を描くよりも、キラとLのプライドを賭けた戦いを描くことのほうが分かりやすかったのだろう。でも、そういうゲーム性の強い内容ならむしろ青年詩でこそやればいいのに。少なくとも子供に読ませたい漫画ではないと思った。

さて、以下はネタバレ注意です。

まさかLが途中で死ぬとは思いもしなかったので、あの展開は劇的だった。なにかの間違いで、実は死んでなかったというオチを期待したんだけど、そんなわけはなく。本当に死んだのか!とかなり驚いた。

で、Lの後継者ということでニア=Nが出てくるわけだけど、なんだか「銀河英雄伝説」を思い出してしまった。状況やスケールこそ違うけど、規格外なキャラという意味でLはヤン・ウェンリーっぽいし、死んだ後を若い弟子が継ぐという展開も似てる。ライバルがイケメンという点も。ま、ラインハルトはライトみたいな考え方ではないけども。

ミサのために命を投げ出したレムと違って、あくまで中立な立場を取ってきたリューク。途中はライトのために働かされたりして友好的・協力的に見えたのに、ライトに引導を渡すのは死神らしくて不気味で良かった。というか、あの状況ではもうリュークぐらいしか幕を下ろせる者はいなかった。そう思うと、結局ライトさえも死神のゲームの駒でしかなかったのかな?という気もする。

ライトを撃ったのが松田だったというところも良かった。あまり深く考えずライトを信じて付いてきて、ときにキラを擁護する発言もした彼だからこそ、あの行動は大きい。ライトが死ぬことになったら今度は同情したり、キラ出現前の状態の戻った世界を嘆くのも、矛盾しまくりで人間らしかった。ってそうか、ライトが持たなかった人間的な葛藤は、松田が一応その役目を負ってたのかなあ、と今ふと思った。

ミサミサは結局どうなったのか?ラストのあの女性はミサのようにも見えるけど、そうじゃないようにも見えるしよく分からなかった。ほかにも、夜神家の母と妹はどうなったのだろう?とか、南空ナオミは本当に自殺したのか?とか、結局Lの本名はなんだったのさ!とか、消化不良なところがいろいろあった。10月に公式解析本が出るらしいので、そこに何か書いてあるといいんだけど。

4089080533DEATH NOTE HOW TO READ 13 初回限定特装版大場 つぐみ 小畑 健 集英社 2006-10-13by G-Tools

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コメント
そうそう、あの回想シーンに出てくるライトの顔は普通の高校生で、こんなに顔つきが変わっちゃったんだ〜と思いましたね!あれって、読者にそう思わせようとして意図的に描いたのかな?だとしたら狙い通りって感じ。 「ドリアン・グレイの肖像」は読んだことないのでどんな内容か分からないけど、そんなに感動したんだ!?
いまさらながらコメントを。 ライトの悪人顔はめちゃインパクトあるし、第2部に入ってからはずーっとあの顔が張り付いていたのが興味深かったです。ラストにリュークと出会ったばかりのライトがちょこっと出てきますが、高校生らしい純真な顔をしていて、「おぉ〜!!」と思いましたよ。どんどん顔が変わってきちゃったんですね。 第2部に入ってからは正直勢いが落ちたと思ったけど、一方でオスカー・ワイルドの小説「ドリアン・グレイの肖像」を地でいく表現力には感動しました。さすが小畑健。 でも映画、ヘボなんですよね・・
  • sea
  • 1970/01/01 8:59 AM
『ドリアン・グレイの肖像』はですねぇ、単純な話です。ドリアン・グレイという美貌の青年貴族が、俗悪な仲間の影響を受け、裏切りとか欺瞞とかに満ちた人間になるうちに、青年時代に描いてもらった麗しい肖像画の顔がどんどん歪んで醜くなる、というものです。実物は若く美貌なままのに、年を経るごとに肖像画の顔が醜悪になっていく。。 話は違うけど、ライトの顔の変化がちょっとドリアン・グレイを彷彿とさせました。マンガ家の絵が変わるんじゃなく、キャラの本質が変わっていくって感じで、うまいなーと。 デスノートとはまったく違う話ですが、『ドリアン・グレイの肖像』、非常に面白いです。お勧めですよん。
  • sea
  • 1970/01/01 8:59 AM
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